「男はつらいよ お帰り 寅さん」を観た
こんにちはCharlieです。
年末年始のお休みの仕上げとして、「男はつらいよ お帰り 寅さん」を観てきました。
久しぶりに、こんなに泣きました。
「男はつらいよ」シリーズについては、今さら何かを述べるまでもありませんが、私も小さい頃からお正月映画の定番としてほとんどの作品を観てきました。かつては、お盆にもあったように記憶していますが。
ご存じの通り、主演の渥美清さんがこの世を去られて随分ときが経ち、もう寅さんには永久に会えないのだろうなと思っていましたが。本作で、見事に再会できました。
今作の主人公は、寅さんの甥っ子である「満男(みつお)」
満男といえば、シリーズの終盤に寅さんがいろいろと恋の面倒を見てあげる作品が続いた登場人物。
「そういえば、あの満男はどうしてるのかな?」と、観客が自然にストーリーに入っていける導入でした。
そして、満男といえば「泉(いずみ)ちゃん」との恋。
渥美清さんが生きていた頃の終盤のシリーズでも、ストーリーの大きな柱となっていたヒロイン。
今作では、その泉ちゃんとの恋バナが大人の恋として復活し、なんとも言えない素晴らしいエンディングへとつながります。
途中途中に、かつての男はつらいよシリーズの名シーンが映し出され、なんとも懐かしく、元気な寅さんやその家族の姿に、思わず涙が出てきます。
「風に向かって、俺の名前を呼んでみな。」
いつでも私たちのすぐ側に寅さんの存在を感じることができました。
辛いとき、悲しいとき、風に向かって呼んでみたくなりました。
そして、言いたいです。
「お帰り 寅さん」
是非、皆さんもご覧ください。
ラストシーンの満男のようになってしまうこと、確実です。